つくる炎は細い炎より太い炎がgood!!!

太い炎で溶融金属を包み込むことで、ゼータバーナの特長として溶融金属の周辺に無酸素空間(高温のシールドガス)を構成し、溶融金属の酸化・窒化を極めて防ぐことができます。
そのため、パワーノズル(12穴)より、ハイパーノズル(16穴)を使うことで、より大きな無酸素空間を構成するため低融点金属しか使用されない方でもハイパーノズル(16穴)でのご使用をおススメいたします。



ハイパーノズル(16穴)の場合

ハイパーノズルにはエアーブローの長さの目安としてパワーノズルの先端から2.5mmと4mmの位置にライン加工を施してます。

プロパンガスバルブ(赤)のみを開いて着火させ、その後、炎が消えないように酸素バルブ(黒)を開き、炎の全長が約30cm前後になるまで酸素を出してください。
再度プロパンガスバルブ(赤)を開き、炎の太さを太くしてから酸素バルブ(黒)を開き、炎全長を30cm前後にします。
炎全長が30cm前後の時にエアーブローの長さが約2~3mmになるまで②を繰り返しおこなってください。酸素を出すと炎が細くなるため、プロパンガスを出し炎の太さも調整してください。
ハイパーノズルの先端から溶融する金属までの距離は約9cm(還元炎先端部)から始め、グッと金属を溶かしたい時には4cmぐらいまで寄ります。
ハイパーノズルの先端部を近づけると炎の勢いで金属を押し込んだり、遠ざけすぎると火力が不足して金属が溶融しずらくなります。


※炎の作り方は、目安となります。ご使用される金属によってお客様にて調整をお願いします。



パワーノズル(12穴)の場合

パワーノズルにはエアーブローの長さの目安としてパワーノズルの先端から5mmと8mmの位置にライン加工を施してます。
プロパンガスバルブ(赤)のみを開いて着火させ、その後炎が消えないように酸素バルブ(黒)を開き、最初は炎が大きくなりますが、さらに開くと小さく絞れてきます。酸素を開いていくことで、炎の全長を絞り込み約15~20cm程度にします。
再度プロパンガスバルブ(赤)を開き、さらに酸素で炎を約15~20cm
炎全長が約15~20cmの時にエアーブローの長さがご希望の数値になるまで②を繰り返しおこなってください。
パワーノズルの先端から溶融する金属までの距離は約4~5cmを保ってください。パワーノズルの先端部を近づけると炎の勢いで金属を押し込んだり、遠ざけすぎると火力が不足して金属が溶融しずらくなります。


※炎の作り方は、目安となります。ご使用される金属によってお客様にて調整をお願いします。




写真のような状態では、時間をかけて炎を当てても金属は溶けません。また炎も大きすぎるため、ゼータC本体が過加熱状態になり、故障の原因になります。



炎も青く、少しずつ金属が溶けるように見えますがパワーが足りません。溶融時間が長くなる上、金属も溶けきれないので鋳造ミスに繋がります。


ハイパーノズル(16穴)の場合

プロパンガスバルブ(赤)のみを開いて着火させ、その後、炎が消えないように酸素バルブ(黒)を開き、赤と青の炎がチラチラと混ざりあう状態の炎を作ります。(ピンク色の炎になるときもあります。)
①を繰り返し、炎全長を30cm前後で炎の先端が上を向くぐらいが最適な炎の状態です。


※炎の作り方は、目安となります。ご使用される金属によってお客様にて調整をお願いします。

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